ルンバが段差でひっかかる問題|実際にリスクのある家具を調査してまとめてみた
先に結論を言うと、
IKEAのポエングや Flexispot電動昇降デスクの足など、約2cmの高さの家具には2023年以降の最新モデル(i5・J9)でも引っかかります
ルンバが段差で引っかかるという問題に、多くの方が頭を悩ませているかもしれません。
本記事「ルンバが段差でひっかかる家具を徹底調査してみた」では、この疑問を解消します。
部屋をきれいに保ちたい・自由時間を確保したい・掃除習慣を身につけたいと考えている方々にとって、
ルンバは便利なアイテムですが、その性能を100%発揮させるためにはいくつかの障害があります。
実際にどのような家具でルンバが引っかかるのか、それは何故なのか。
そしてその解決策は?このような問題に深く切り込み、調査した結果をまとめてみました。
当記事を読めば、あなたもルンバをより効率よく使えるようになるでしょう。
あなたの生活をより快適にするためのヒントが満載です。
ぜひ最後までご一読ください。
ルンバが段差でひっかかる3つの理由
ルンバが掃除中に段差でトラブルを起こす主な要因を3つに絞り、以下でくわしく解説します。
絶妙な高さの家具がある
IKEAのポエングの足の厚さは、ルンバが容易に引っ掛かる2〜3cmの高さで作られています。
認識技術が上がったルンバj7ながら、天敵あり。それはIKEAのポエング😆
— いえひこ (@iehiko000) June 9, 2022
エラー通知あり、助けを求められました。
ルンバ980も乗り上げてたから、これはもうルンバの大敵やなー。#アイロボットファンプログラム #ルンバj7 #ルンバモニター #掃除 #お掃除ロボット #IKEA #イケア #ポエング #poang pic.twitter.com/T8qrbLLC8s
このような障害物に対しては、底上げなどの対策を施すことで、ルンバの引っ掛かりリスクを効果的に低減することが可能です。
「登れるいけるいける!」ってなるとルンバは見事にひっかかります
IKEAの椅子、良いんだけどルンバが絶妙に「登れる登れるいけるいける!」って登り始めて引っかかるサイズらしくて困った
— ハンバーガー (@HundredBurger) February 1, 2023
GoProをルンバに装着して撮影した結果、ソファやベッドの底面の高さが不足しているために頻繁に引っ掛かることが確認されました。
このような状況を解消するためには、該当する家具の底を少し高くするなどの対策が必要です。
家具の底上げで掃除ロボットのパフォーマンスを全解放という記事では、家具の配置や高さがルンバの掃除性能に与える影響について詳しく解説しています。
ルンバのタイヤが摩耗している
タイヤがすり減ると、段差に乗り上げる力が弱まります。
ルンバは2cm以上の段差で引っかかる可能性が高いです。
2023年以降に発売された新型ルンバi5や、J9は旧タイプのルンバe5・900・800・700シリーズよりも格段に進化しているため、
段差や階段玄関で落ちるリスクはほぼありません。
段差センサーの汚れがひどいと落下リスクは高まります
▶ ルンバe5・900・800・700の概要 (参考)
シリーズ | 発売日 | 型番 | 価格 |
---|---|---|---|
ルンバ 700 | 2011年10月7日 | 760、770、780、790 | 49,800円~69,800円 |
ルンバ 600 | 2012年10月19日 | 611、620、621、622、623、624、625、626、630、631、650、654、680 | 39,800円~49,800円 |
ルンバ 800 | 2014年3月1日 | 870、871、875、876、880、885、890 | 59,800円~69,800円 |
ルンバ 900 | 2015年10月10日 | ルンバ 960、ルンバ 980 | 108,760円(税込) |
ルンバ e5 | 2018年10月26日 | e5 | 49,880円(税込) |
段差センサーが汚れている
ルンバは、底面に設置された段差センサーによって段差を精確に検知します。
2019年以降に登場したiシリーズやJシリーズでは、4つの段差センサーが搭載され、高さ5cm以上の段差を避ける能力があります。
乗り越え可能な段差は最大2cmで、スロープを設置すれば更なる高さに対応可能です。
段差センサーはルンバの底面周辺に複数配置されており、これらのセンサーがほこりやゴミで覆われると、
段差の高さを正確に検知することが困難になります。
そのため定期的に乾いた布や、水分をしっかり絞った布で、各センサーを慎重に拭き取り、清潔な状態を維持することが推奨されます。
ルンバが引っかかる天敵と解決策を紹介
ここでは、ルンバが運行中によく引っかかる一般的な障害要素と、それに対する対策方法を説明します。
- 大量の猫の抜け毛
- 子供のおもちゃ
- IKEAのポエング
- 薄くて軽いカーペット
- Flexispot電動昇降デスク
- 高毛足のラグやカーペット
- 電源コードやケーブルの絡まり
大量の猫の抜け毛
対策: 事前に掃除機で抜け毛を回収する
子どものおもちゃ
対策: おもちゃがあるエリアをルンバの進入禁止区域として設定する、または事前に片付ける
IKEAのポエング
対策: 進入禁止エリアを設定するか、家具の底を少し高くする
薄くて軽いカーペット
対策: 該当するエリアを進入禁止区域として設定する
Flexispot電動昇降デスク
対策: 進入禁止エリアを設定する、バリケードを設置する、または家具の底を高くする
FLEXISPOT電動昇降デスクの足にルンバが引っかかるから登れないように板を設置した。#ルンバ #FLEXISPOT #デスク pic.twitter.com/mIfTzX1UQQ
— 稲葉技術研究所 (@inabablog) March 13, 2023
長い毛足のラグやカーペット
対策: これらのエリアをルンバの進入禁止区域として設定する
電源コードやケーブルの絡まり
対策: 電源コードやケーブルを整理し、束ねて収納する
ルンバでスムーズに掃除するための3つの解決策
ルンバでの掃除をさらに効率的かつ快適にするための3つの主要な解決策を紹介します。
1. 進入禁止エリアを設定する
ルンバの操作効率を高めるためには、ルンバの専用アプリで「進入禁止エリア」を設定することが有用です。
スマートマップ上で四角いエリアを描くだけで、ルンバが設定されたエリアに入らないようになります。
進入禁止エリアの数には制限がなく、複数の部屋にまたがる設定も可能です。
アプリ・本体ボタン・またはスマートスピーカーで掃除を開始しても、侵入禁止エリアの設定は有効です。
2. 家具を底上げする
ルンバが効率的に掃除するためには、家具の下の高さが最低10cm以上必要です。
ルンバ本体の高さは約9.2cmなので、10cm以上のスペースがあれば、低い家具に引っかかることなくスムーズに動きます。
家具の高さが足りない場合は、底上げすることで障害を排除できます。
3. 電源コードをきちんと束ねる
ルンバの性能を最大限に活かすためには、床に散らばるケーブルや電源コードを適切にまとめることが必要です。
コード類が絡まると、ルンバは動きが制限され、掃除が不完全になる可能性があります。
整理ボックスやスパイラルチューブを用いて、これらを効率的に収納することで、問題を簡単に解消できます。
上記対策を効果的に組み合わせることで、ルンバの掃除効率と運行性能を最大限に高めることが可能です。
まとめ
ルンバの掃除ロボットは多くの家庭で愛用されていますが、段差で引っかかる問題があります。
主な要因は三つ。
一つ目は家具の高さです。
とくにIKEAのポエングの足は、ルンバが引っかかりやすい高さに設計されています。
二つ目はタイヤの摩耗。
摩耗すると段差に乗り上げる力が弱くなります。
三つ目は段差センサーの汚れ。
段差センサーが汚れると、ルンバは段差を正確に検知できません。
解決策もいくつかあります。
進入禁止エリアを設定する、家具を底上げする、電源コードを整理するなどが有効です。
とくに進入禁止エリアを設定することで、ルンバが進入できないエリアを作ることができます。
家具の底上げは、低いソファやベッド、テレビ台などの家具が多い場合に有効です。
そして散らばったコードは、束ねるか整理ボックスに入れることで、ルンバがコード類に引っかかるリスクを軽減してくれます。
上記対策を組み合わせることで、ルンバの性能を最大限に発揮できるようになります。
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