バーチャルウォールはルンバの行く手を阻む天敵です

ルンバ j7は赤外線通信の受信部がないため、バーチャルウォールの使用はできません。
ルンバのバーチャルウォールについて、使い方や効果について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ルンバのバーチャルウォールの使い方を詳しく解説し、実際に効果があるのかどうかを動画検証しました。
この記事を通してバーチャルウォールの活用方法や、バーチャルウォールの効果の理解について、本記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。


バーチャルウォールとは


ルンバ・ブラーバなど赤外線受信により進入を阻止できるロボット掃除機に対し、赤外線の見えな壁を作り、行動を制限するアクセサリーのこと。
なおルンバ J7はカメラ搭載のため、 赤外線受信部はしていません。



J7はカメラで、QRコードを確認して基地に戻るタイプなので、赤外線受信部は必要ないんです。



なるほど、だからルンバ J7には赤外線受信部が付いてないんですね!
ルンバ j7がQRコードを確認しているところはこんな感じ




バーチャルウォールの2つのモードについて
デュアルバーチャルウォールには、バーチャルウォールモードとヘイローモードの2種類があります。
- バーチャルウォールモード:直線状に約3メートル先までルンバが進入できない領域を作ります。
- ヘイローモード:バーチャルウォールを中心に見て、半径60cm程度の円形の見えない進入不可エ リアを作成します。
上記2つのモードは、段差のない玄関やペットの食事場所など、状況に応じた使い方をするときに非常に便利です。
バーチャルウォールモードとヘイローモードのイメージ


ルンバ i2でバーチャルウォールモードを試してみた
ルンバ i2でバーチャルウォールのヘイローモードを試してみた
バーチャルウォールの外観・見た目
バーチャルウォールを購入しました。
ルンバのバーチャルウォールは、コンパクトな直方体(平面的には長方形の形状)で、シンプルな白色デザインが特徴です。


バーチャルウォールの第一印象は…
シンプルイズベストで想像よりも小さいです。
バーチャルウォールのサイズは
奥行き45mm x 幅45mm x 高さ107mm。


バーチャルウォールの電源は「電池式」です。
バーチャルウォールの最下部の裏面カバーを外すと、 単3電池2本がセットできます。



バーチャルウォールの電池交換は8〜10か月が目安となっています。参考まで。




バーチャルウォールの電源は、2本の「単三電池」で動作します
バーチャルウォールのセンサー部は下記の赤枠の部分になります。


ルンバのバーチャルウォールは、コンパクトな四角形で、シンプルな白色デザインが特徴です。
上面にはボタンとランプがあり、「HALO」と「WALL」の切り替えスイッチでモードを変更できます。
切り替えスイッチを下側「HALO」に。


切り替えスイッチを上側「WALL」へ。


切り替えスイッチを上下どちらかに切り替えることで、上部のランプが点灯し、設定完了後は5回点滅します。
バーチャルウォールはとてもコンパクトなので、部屋のどこにでも置けます。
バーチャルウォールのシンプルで目立ちすぎないデザインは、どんなインテリアにも馴染みます。
バーチャルウォールの対応機種一覧


項目 | モデル |
---|---|
対応機種 | J9+ i7+・i7 i5+・i5 i3+・i3 i2 e5 985・980・960・961 893・892・891・890・885・880・878・876・875・875・871・870 694・693・692・691・690・680・671・654・643・643・642・631 630・629・629・628・627・626・625・624・623・622・621・620 m6(ブラーバ) |




バーチャルウォールの使い方


ルンバのバーチャルウォールは、特定のエリアを制限してルンバの進入を防ぐアクセサリーです。
バーチャルウォールの3つの使い方について、以下で紹介します。
- 食器棚周辺の清掃:ルンバを食器置き場に入らせないようにしたい場合は、バーチャルウォールで見えない壁をつくれば効率的に掃除可能です。
- インテリアの保護:傷つきやすい家具や、ペットや子どもが触る危険なアイテムを保護するためにバーチャルウォールは効果的です。
- ペットの食事場所の清掃:ペットの食事場所は汚れやすいです。なのでルンバがペットのごはんや水をこぼす危険があります。そんなときにバーチャルウォールの見えない壁でルンバをエリア制限すると、安全に清掃できるのでオススメです。



デュアルバーチャルウォールは赤外線受信部があるルンバならどれでも使用できます。
ルンバに効果抜群のバーチャルウォールの見えない壁とは
- ルンバSシリーズ
- ルンバシリーズ
- ルンバ e5
- ルンバ800シリーズ
- ルンバ700シリーズ
- ルンバ600シリーズ



ルンバ J7は赤外線受信部が付いていないのでバーチャルウォール非対応となっています。


ちなみにルンバ J7 は、アイロボット・アプリから「進入禁止エリア」を設定できます。



アイシリーズと比べ、ルンバ j7のマッピング機能の精度は高いです。
設定方法と置き方
進入して欲しくないエリアの入り口にバーチャルウォールを設置します。
バーチャルウォールモードの場合は、ルンバがバーチャルウォールに接触しないよう、バーチャルウォールが隠れるように設置してください。
- ルンバがバーチャルウォールに接近するとルンバのリングライトが青く点滅し、見えない壁を嫌がっているか確認します。(見えない壁を嫌がってるときのルンバの動きはこちら)
- 壁や家具にバーチャルウォールの見えない壁がさえぎられないようにバーチャルウォールを水平に設置します。



バーチャルウォールの見えない壁は下記の赤枠からでます。


ヘイローモードはペットの食事場所や、コードが集積されているところ、おもちゃが散乱しているところなどの中心に置くと効果的な役割を果たします。
ヘイローモードの効果範囲は、バーチャルウォール設置場所を中心に見て、半径 60cmの円筒状になります。
その範囲内であればルンバは進入できません。
もし該当する場所があれば、かなり便利なのでぜひ活用してみてください。
点滅 (通常5回)
デュアルバーチャルウォールは通常、5回点滅します。しかし電池残量が少ないと、5回で点滅が止まらなくなります。
点滅が止まらない場合は、電池交換が必要です。
ルンバには4つの段差センサーがあり、10cm以上の段差であれば落下しません。
それでも心配な場合は、ルンバの段差センサーに加えてバーチャルウォールを設置し、バックアップとして利用すると安心です。



ルンバの段差センサーとバーチャルウォールの組み合わせで、安全にお掃除ができるようになるんですね。



そうなんです。ルンバの段差センサーとバーチャルウォールを一緒に使うことで、お部屋の掃除がより安心で効率的に行えるようになります。
バーチャルウォールが効かない場合の対処方法


バーチャルウォールの上部LEDライトが点灯しないときは、基本的に電池交換で不具合解消します。
電池交換してもバーチャルウォールの故障が治らない場合は、以下の方法を試してみてください。
- ルンバの再起動:ルンバを一度オフにした後、再度オンにしてリセットしてみてください。
- センサーの清掃:ルンバとバーチャルウォールのセンサー部分(赤外線受信部)を丁寧に拭き、汚れを掃除してください。
- 配置場所の見直し:バーチャルウォールを直線状に配置し、ルンバが適切に認識できる位置にあることを確認してください。
- 障害物の排除:ルンバとバーチャルウォールの間に障害物がないかチェックし、あれば取り除いてください。
- 距離の調整:必要に応じてバーチャルウォールとルンバの距離を調整してください。
上記の方法で問題が解決しない場合は、本体の故障や電磁干渉・電波障害が考えられますので、アイロボットのサポートセンターに問い合わせましょう。
【対ルンバ】バーチャルウォールの効果を動画検証
自宅でバーチャルウォールがルンバに及ぼす影響について検証しました。下記の動画をご覧ください。
【実証1】バーチャルウォールモードの効果はこんな感じ
バーチャルウォールモードを使用すると、ルンバの動作範囲を簡単に制限できます。その効果を下記の動画で紹介します。
バーチャルウォールが出している赤外線を受信すると、ルンバのライトリングが青く光ります。
ルンバのライトリングが青く光ったあと、逃げるようにルンバが後退しています。



ルンバがめっちゃ嫌がってるように見える…。



これは明らかに嫌がってますね。
【実証2】ヘイローモードの効果はこちら
バーチャルウォールは赤外線通信を利用しているので、障害物があいだに入るとルンバの進行をブロックできなくなります。
【実証3】障害物でバーチャルウォールを妨害するとどうなる?
バーチャルウォールを自作し、コンセントから電源がとれるように改造した動画を発見!
「ルンバのバーチャルウォールを自作し、コンセント(100V)から電源を取る方法」が、動画で紹介されています。
ルンバのバーチャルウォールを100V で動かすために自作してみた
一般的な材料と工具を使用してバーチャルウォールの基本構造を作成し、電源供給機能を追加する改造手順が段階的に説明されています。
自己責任で行い、安全に注意して試すことができますが、電気工事に詳しくない場合は専門家に相談することをオススメします。
まとめ


デュアルバーチャルウォールの2つのモードを使い分けることで、進入禁止エリアを設定できない ルンバ シリーズに制限をかけられます。
バーチャルウォールの2つのモードについては以下の通り。
- バーチャルウォールモード:約3mの見えない壁をつくる
- ヘイローモード:半径 60cmの円筒状の壁をつくる
ルンバが絶対に落ちたらダメというところに、デュアルバーチャルウォールをバックアップとして設置するというのも一つの手です。
ルンバには段差センサーが4つ搭載されていますが 100%大丈夫とは言えませんから。



何事もバックアップのような保険は大事です。
電池残量が少なくなると、バーチャルウォール上部のLEDライトの点滅が止まらなかったり、LEDライトが点滅しなかったりします。
上記のような不調を表すLEDライトのサインを見逃さないよう、しっかり覚えておいてください。
また興味深いYouTube動画では、自作のバーチャルウォールをコンセントから電源が取れるように改造しています。
これにより電池交換の手間が省けるとともに、エコフレンドリーな選択肢が成立します。
このようにバーチャルウォールは、ルンバと併用することにより、柔軟かつ便利なアクセサリーとして活用可能です。



バーチャルウォールをルンバと一緒に使うことで、部屋の特定のエリアを保護したり、ルンバの動きを制御することが簡単にできます。



そうですね。バーチャルウォールは、ルンバの動きを狙った場所だけに限定することができるので、ペットのいるエリアや壊れやすい物がある場所などを保護するのに役立ちますね。
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