ルンバブル計画|冷蔵庫と洗濯機をかさ上げすることで得られるメリット・デメリット
家電をかさ上げすることで、日常の小さなストレスを解消し、暮らしに新たな快適さをもたらせる「ルンバブル計画」。
洗濯機や冷蔵庫の下のスペースを有効活用し、掃除の手間を省きたい、模様替えをしても気軽に移動させたいという方にはまさにうってつけです。
しかし、一歩間違えば安全性に問題が生じることも。
本記事では、かさ上げによる清潔さの維持、害虫防止、利便性の向上といったメリットと、設置時のリスクについて分かりやすく解説します。
あなたの生活スタイルに合った、賢い家電のかさ上げ方法を見つけましょう。
ルンバブルとは
“ルンバブル”は「Roomba(ルンバ)」と「able(可能)」を組み合わせた言葉で、掃除ロボットが効率的に動けるよう整えられた部屋の状態を指します。
冷蔵庫と洗濯機をかさ上げする意味はあるの?
洗濯機のかさ上げは、床から約10cmの隙間を設けることで、ルンバの掃除の利便性を高めるものです。
現代の防水パンは高さがあり、これを支える「かさ上げ台」にはタイヤ付きやゴム製など多様なタイプが存在します。
冷蔵庫の底上げも同様に、ルンバの掃除を容易にし、下段のアクセスを改善する有効な方法です。
冷蔵庫下の清掃が容易になり、埃がたまりやすいところを清潔に保ちやすくなる効果があります。
冷蔵庫のかさ上げ台のメリット
冷蔵庫のかさ上げは、掃除のしやすさ、害虫防止、野菜室や冷凍室へのアクセスの容易化など、様々な利点があります。
掃除が容易に
かさ上げにより、ルンバが冷蔵庫下の清掃をしやすくなります。
害虫防止
冷蔵庫の下の通気性が向上し、ゴキブリなどの害虫が発生しにくくなります。
取り出しやすさの改善
下段の食品が取り出しやすくなり、使用の利便性が向上します。
冷蔵庫の重量(参考)
各容量ごとの冷蔵庫の重量
人数 | 冷蔵庫の容量 | 重量 |
---|---|---|
一人暮らし向け | 100〜200L | 30〜45Kg |
2人用 | 200〜300L | 50〜60Kg |
3人用 | 300〜500L | 60〜100Kg |
4〜5人用 | 500L以上 | 100〜140Kg |
適切な冷蔵庫選びは、世帯数と食習慣に基づくべきです。
単身者には100〜200リットル、二人家族では200〜300リットル、三人家族で300〜500リットル、四人家族以上では500リットル超を推奨します。
冷蔵庫の重量は、単身者が30〜45kg・二人家族は50〜60kg・三人家族は60〜100kg・四人家族以上の世帯では100〜140kgが搬入及び設置を考慮した基準になります。
冷蔵庫のかさ上げ台のデメリット
かさ上げには、上段へのアクセスの困難さ、見た目の問題、冷蔵庫の安定性の懸念などのデメリットも存在します。
見た目の問題
かさ上げ台を設置すると、キッチンのデザインに影響を与える可能性があります。
安定性の問題
かさ上げすると、冷蔵庫の安定性が低下することがあります。
上段へのアクセスが困難に
かさ上げにより、特に背の低い人にとっては、冷蔵庫の上部へのアクセスが困難になります。
洗濯機のかさ上げ台のメリット
洗濯機のかさ上げは、掃除の利便性を高め、排水ホースの取り付けや掃除を容易にします。また、カビの防止や騒音の軽減、水漏れリスクの低減などの効果があります。
掃除の手間を軽減
かさ上げすることで、洗濯機下の掃除がしやすくなり、衛生的な環境を保つことができます。
カビや悪臭を防ぐ
通気性が向上し、洗濯機周りのカビの発生を抑制し、清潔を保つことができます。
小物の回収が簡単に
隙間ができることで、洗濯機の横や奥に落ちた小物を容易に取り出すことが可能になります。
騒音の低減
防振ゴムやパッドを使用することで、洗濯機の騒音を軽減できます。
水漏れ防止
排水系統への圧力を減少させ、水漏れのリスクを低減します。
排水ホースの取り付けが容易に
かさ上げによって排水口までのアクセスが容易になり、ホースの取り付けがスムーズに行えます。
洗濯機の重量(参考)
種類 | 洗濯物重量 | 重量 |
---|---|---|
全自動式 | 5kg程度 | 30kg前後 |
全自動式 | 10kg程度 | 40~45kg前後 |
ドラム式 | 5kg程度 | 75~80kg程度 |
ドラム式 | 10kg程度 | 85kg前後 |
洗濯機の総重量は本体とホース類の重さを含みます。設置は床の強度を考慮し、搬入・設置作業は専門業者に委ねることが望ましいです。
洗濯機のかさ上げ台のデメリット
洗濯機のかさ上げ台は便利ですが、安定性の懸念や振動増幅など、考えられるデメリットについて把握しておく必要があります。
以下をご覧ください。
転倒リスクの増加
かさ上げすることで、洗濯機の安定性が低下し、転倒事故のリスクが高まります。
費用の増加
かさ上げ台の購入や、設置のための追加費用が必要です。
保証対象外のリスク
メーカー指定外のかさ上げ台を使用すると、保証が受けられなくなる可能性があります。
人気のキャスター付きかさ上げ台「5選」
洗濯機や冷蔵庫のかさ上げ台を選ぶ際には、耐荷重性・サイズ・デザイン・価格・レビューなどを考慮に入れると良いでしょう。
ここでは人気の5つの商品をご紹介します。
1. Airblue キャスター 8足4輪 洗濯機置き台
項目 | 備考 |
---|---|
ブランド | Airblue |
色 | ホワイト |
推奨使用場所 | ハードウッド |
商品の寸法 | 68L x 68W cm |
Amazonカスタマーレビュー:4.1(727件)
評 価 | 割 合 |
---|---|
星5つ | 51% |
星4つ | 24% |
星3つ | 12% |
星2つ | 4% |
星1つ | 8% |
Airblueのメリット
- 取り付けが簡単で1人でも組み立て可能
- 高さ調整ができるので洗濯機のガタつきをなおせる
- 振動低減効果があり、脱水時の洗濯機の安定性が向上
Airblueのデメリット
- 耐震ゴム部分に黒い汚れがあり、見た目に残念な点がある
- 冷蔵庫の設置には不安定であり、耐久性や安全性に問題があるため推奨できない
- 縦型洗濯機の使用者には不向き、とくに身長が低い人は冷蔵庫内の底の物が取りにくくなる
2. Bexeze かさ上げ台 360°防振パッド付き
項目 | 備考 |
---|---|
ブランド | Bexeze |
材質 | ステンレス鋼, 樹脂 |
色 | ホワイト |
重量 | 2.4 キログラム |
Amazonカスタマーレビュー:4.1(2,220件)
評 価 | 割 合 |
---|---|
星5つ | 48% |
星4つ | 33% |
星3つ | 11% |
星2つ | 4% |
星1つ | 5% |
Bexeze 360°のメリット
- 洗濯機の下の埃が掃除しやすくなる
- 組み立てが簡単で手間がかからない
- 洗濯機の動かしやすさが向上し、水の排出もスムーズになる
Bexeze 360°のデメリット
- 部品が足りないなどの品質管理のリスクがある
- 長期使用により前面のパイプが重みで曲がることがある
- 台と台を繋ぐ部分が固く、組み立てに苦労することがある
- 冷蔵庫用としてはキャスターの位置が合わず不安定な場合がある
3. Bexeze 洗濯機 冷蔵庫置き台 8足4輪
項目 | 備考 |
---|---|
ブランド | Bexeze |
材質 | ステンレス鋼, 樹脂 |
色 | ホワイト |
重量 | 2.81 キログラム |
Amazonカスタマーレビュー:4.1(3,172件)
評 価 | 割 合 |
---|---|
星5つ | 48% |
星4つ | 30% |
星3つ | 12% |
星2つ | 4% |
星1つ | 6% |
Bexezeのメリット
- 洗濯機の排水管の問題を解消し、正常に使用できる
- 重い洗濯機も安定して置け、脱水や乾燥時の回転にも耐える
- 掃除の手間が省け、洗濯機周りを清潔に保つことが容易になる
Bexezeのデメリット
- ネジの不具合があり、組み立てに際して問題が生じる可能性がある
- 一人での設置は困難で、洗濯機の足と台の位置合わせに手間がかかる
- 振動があるため、完全に静かな環境を望む人には不向きかもしれない
4. DEWEL キャスター付き 360度回転
項目 | 備考 |
---|---|
ブランド | DEWEL |
材質 | ステンレス鋼, 樹脂, ポリプロピレン |
色 | ホワイト |
重量 | 2.52 キログラム |
Amazonカスタマーレビュー:4.0(499件)
評 価 | 割 合 |
---|---|
星5つ | 48% |
星4つ | 25% |
星3つ | 15% |
星2つ | 4% |
星1つ | 8% |
DEWEL 360度回転のメリット
- 組み立てが可能で洗濯機の移動が容易になる
- 掃除の際、正面の固定を緩めるだけで動かせる
- リフォーム後も床を傷つけることなく設置できた
DEWEL 360度回転のデメリット
- 棒の強度が不十分で、すぐ壊れる可能性がある。
- 組み立てにおいて部品のスライドが硬く、調整が困難である場合がある
- 洗濯中に台が少しずつ動くため、安定性に欠け、6ヶ月で壊れる可能性がある
5. DEWEL 冷蔵庫 洗濯機 キャスター付き置き台
項目 | 備考 |
---|---|
ブランド | DEWEL |
材質 | ステンレス鋼, ゴム |
色 | ホワイト |
重量 | 2.75 キログラム |
スタイル | D-4足8輪強化版 |
Amazonカスタマーレビュー:3.8(647件)
評 価 | 割 合 |
---|---|
星5つ | 43% |
星4つ | 23% |
星3つ | 17% |
星2つ | 7% |
星1つ | 11% |
DEWELのメリット
- 排水口の掃除が容易になり、移動が必要な家庭に便利
- 勾配がつき排水が安定し、ドラム式洗濯機の掃除も楽に
- 耐久性が高く、洗濯機や冷蔵庫の少しの移動にも役立つ
DEWELのデメリット
- 給排水とプラグを抜かなければ移動できないため、利用が限られる
- 耐荷重に問題があり、500kg程度の冷蔵庫を置くと台がしなることがある
- 振動で台が壊れるリスクがあり、メーカーからは台の上への設置を推奨されていない
家具のかさ上げ台選びで失敗しないコツ
家具のかさ上げ台選びで、後悔しないために必要な4つのポイントについて説明します。
耐震性に優れたかさ上げ台
地震が多い日本では、耐震性に優れた製品が好まれます。
シンプルなデザインのかさ上げ台
インテリアに馴染むシンプルなデザインのものも選択肢の一つです。
調節可能なかさ上げ台
使用する家電に合わせて高さを調節できる製品は、非常に便利です。高さが10cm以上あれば、ルンバが見えないところの掃除で活躍できるので、一つの目安にしましょう。
レビューが高いかさ上げ台を選ぼう
他の利用者のレビューを参考にすることも、賢い選択方法です。
これらの情報を元に、自分のニーズに合ったかさ上げ台を見つけることが重要です。安全かつ快適な生活空間のためにも、商品選びには慎重になりましょう。
まとめ
冷蔵庫のかさ上げ台は掃除の容易さ・害虫防止・野菜室へのアクセス向上などのメリットを提供しますが、上部へのアクセス困難やデザインへの影響、安定性の低下といったデメリットも伴います。
洗濯機のかさ上げ台は排水ホースの取り付けや掃除を容易にし、カビや騒音を減らし水漏れリスクを抑えますが、転倒リスクの増加や追加コスト、保証対象外になる可能性があります。
家具のかさ上げ台を選ぶ際は、耐荷重・耐震性やデザイン、個人レビューなどを参考にして検討すると良いでしょう。
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